アマゾナス(Amazonas)州の観光に役立つ情報まとめ
ブラジル最大の面積を誇るアマゾナス州は、広大なアマゾン熱帯雨林と大河アマゾン川が織りなす大自然の宝庫。ここでしか味わえない冒険体験が楽しめるエコツーリズムの聖地です。本記事ではアマゾナス州の観光情報を中心に、人気スポットやグルメ、治安状況、ベストシーズンなどを旅行者向けに分かりやすく解説します。
アマゾナス州の基本情報
- 州都(Capital):マナウス(Manaus)
- 地域(Region):北西部
- 面積(Area):約 1,559,256 km² (ブラジル最大の州)
- 人口(Population):約 3.94 百万人(2022年推計)
- 気候(Climate):熱帯雨林気候(高温多湿・多雨)。 一年を通じて気温が高く雨量も非常に多い。乾季(7月〜11月)、雨季(12月〜6月)
- 主要都市(Major Cities/Towns):マナウス(州都・最大都市)パリチンス(Parintins)マナカプル(Manacapuru)
- 主要空港(Airports):エドゥアルド・ゴメス国際空港(Eduardo Gomes International Airport, MAO) ・タバチンガ国際空港(Tabatinga International Airport)
アマゾナス州の人気観光スポット
・エンコントゥロ・ダス・アグアス(Encontro das Águas)
・アドルフォ・リスボア市場 (Mercado Municipal Adolpho Lisboa)
・プレジデンテ・フィゲイレド (Presidente Figueiredo)
・アナフィリャナス国立公園(Parque Nacional de Anavilhanas)
マップ
アマゾン熱帯雨林(Amazônia)

「地球の肺」と称されるこの熱帯雨林は、世界最大の森林地帯として膨大な酸素を生み出し、地球の気候や環境を支える存在。果てしなく続くジャングルと大河アマゾン川が織りなす壮大な自然の中で、ボート探検や野生動物観察、ロッジ滞在など、ここでしかできない本格的なエコツーリズム体験が楽しめます。
マナウス(Manaus)

アマゾン川のほとりに突如現れる大都市。 かつて天然ゴムの貿易で世界屈指の富を築いた「森のパリ」としての気品と、一歩街を出れば広がる未開のジャングル。そのコントラストこそが、この街最大の魅力です。
アマゾナス劇場 (Teatro Amazonas)

9世紀にゴムの富に沸いた時代に建てられたマナウスの象徴。フランス製タイルやイタリア製大理石を贅沢に使用した豪華絢爛な内装は必見です。現在も公演が行われており、夜のライトアップも幻想的です。
エンコントゥロ・ダス・アグアス(Encontro das Águas)

黒いネグロ川(Rio Negro)と、茶色のソリモンエス川(Rio Solimões)が合流する地点。水温と流速の違いから、2色の水が混ざることなく約6kmも並走します。ボートで境界線に触れる体験は、アマゾン観光のハイライトです。
アドルフォ・リスボア市場 (Mercado Municipal Adolpho Lisboa)

エッフェル塔を設計した事務所のデザインと言われる鉄骨造りの美しい市場。体長2メートルを超える巨大魚ピラルクや、見たこともない熱帯フルーツ、先住民の伝統的な薬草などが並び、現地のエネルギーを肌で感じられます。
プレジデンテ・フィゲイレド (Presidente Figueiredo)

マナウスから北へ車で2時間のところにある、知る人ぞ知るネイチャーリゾート。豊かな森と清流に囲まれた自然の町で、大小100以上の滝が点在することから「滝の町」として知られています。トレッキングや洞窟探検、川遊びなど、気軽にアマゾンの大自然を体験できる日帰り観光地として人気です。
ネグロ川(Rio Negro)に広がる世界最大級の淡水群島エリア。1000以上の島々と水路が織りなす幻想的な景観が続き、手つかずの熱帯雨林と豊かな生態系を体感できる、アマゾン屈指のエコツーリズムスポットです。ボートで水路を巡りながら、ピンクイルカやサル、野鳥などの野生動物観察を楽しめます。
アマゾナス州のおすすめグルメ
タンバキのグリル(Tambaqui na brasa)
アマゾン川流域を代表する巨大淡水魚「タンバキ(Tambaqui)」を豪快に炭火で焼き上げた名物料理。外はパリッと香ばしく、中は脂がのってジューシー。地元民にも観光客にも大人気のグルメです。
ピラルク(Pirarucu)
「アマゾンのタラ(bacalhau da Amazônia)」とも呼ばれるアマゾン川流域に生息する世界最大級の淡水魚。白身でクセが少なく、ふっくらとした食感が特徴で、グリル・フライ・煮込み・塩漬けなど、様々な方法で食べられています。
タカカ(Tacacá)
キャッサバから作る酸味のあるスープ「トゥクピー(tucupi)」に、舌がしびれる野菜「ジャンブー(jambu)」、干しエビ、タピオカを加えた料理。独特の酸味とハーブの香り、そして口の中がピリピリしびれる不思議な感覚がクセになる、ローカル屋台の定番グルメです。
アサイー(Açaí)

アマゾン原産のヤシ科植物の実で、ポリフェノールや鉄分、食物繊維が豊富で、栄養価の高さが特徴のフルーツ。ペースト状にして砂糖を加えずに、主食として食べるのが伝統的ですが、砂糖やシロップ、フルーツなどを加えて食べても美味しいです。
アマゾナス州のお祭り・イベント
パリンチンス民族祭(Festival Folclórico de Parintins)
パリンチンス(Parintins)で毎年6月に開催される、呼ばれる北部ブラジル最大級の伝統フェスティバル。牛の復活伝説「ボイ・ブンバ(Boi-Bumbá)」をテーマに、2つのチームが歌・ダンス・巨大山車・演劇演出で競い合う、圧巻のイベントです。
アマゾン・オペラ・フェスティバル(Festival Amazonas de Ópera)
マナウスで毎年4〜6月頃に開催される、ブラジル最大級のクラシック音楽・オペラの国際フェスティバル。19世紀ゴム景気時代に建てられた歴史的な劇場 アマゾナス劇場(Teatro Amazonas) を舞台に、世界レベルのオペラやコンサートが上演されます。
アマゾナス州観光のベストシーズン
マゾナス州の気候は、乾季(夏)と雨季(冬)の2つの時期に分かれており、目的によってベストシーズンが変わります。
アクティブ派・ビーチ派におすすめ→7月〜11月(乾季)
・リオ・ネグロ川沿いに美しい白い砂浜が現れ、川遊びやビーチキャンプが楽しめる。
・地面が乾いているため、森の中を歩くツアーがしやすい。
・水量が減って魚の密度が上がるため、スポーツフィッシングには最高の季節。
ボートでアマゾン探索派におすすめ→12月〜6月(雨季)
・川の水位が上がりため、カヌーで巨大な木々の間をすり抜けるように進む、幻想的な探検ができる。また、ボートの目線が木の上に近づくため、動物達をより間近で観察できる。
・毎日雨は降るが、その分気温がわずかに下がり、乾季の猛暑より過ごしやすく感じることもある。
安く旅行したい→2月〜5月
・オフシーズンのため航空券やホテルが安い。
アマゾナス州のおすすめ宿泊エリア
州都マナウスの歴史地区(セントロ)周辺または、ポンタ・ネグラ(Ponta Negra)地区がおすすめです。
・歴史地区(セントロ)周辺→徒歩圏内に観光スポットがあり、レストランやショップも充実
・ポンタ・ネーグラ(Ponta Negra)地区→高級リゾートエリアで、夕日が見えるリバーサイドビーチがあり、近代的な高層ホテルやマンションが並ぶ
アマゾナス州観光の注意点
1. 健康・衛生面
・アマゾン地域への渡航には黄熱病の予防接種が強く推奨されています。義務がない場合でも、自身の健康のために接種し、証明書を持参しましょう。
・蚊が媒介する病気マラリアやデング熱への対策が必須です。強力な虫除け(DEET高配合など)の使用や、夕方以降の長袖・長ズボンの着用を強くおすすめします。
2. 気候と服装
・年間を通して高温多湿なため、服装は綿よりも速乾性に優れた服が快適です。
・日差しもとても強いため、帽子とサングラスもあると快適です。
・ 乾季でも突然の激しい雨が降るため、軽量のレインコートやバッグの中身を守る防水袋が役立ちます。
3. 自然・野生動物へのマナー
・野生動物に餌をあげる行為は、絶対にしないようにしてください。彼らの生態系を壊すだけでなく、予期せぬ怪我や感染症のリスクがあるため、
・ジャングルには毒を持つ昆虫や植物も存在します。むやみに植物に触れたり、ルートを外れたりしないようにしてください。
4. 通信環境
・マナウス市内を離れ、ジャングルロッジや船移動に入ると、電波はほぼ届きません。オフラインでも使える地図(Google Mapsのオフライン版)のダウンロードや、家族への連絡などは事前に済ませておくといいでしょう。
アマゾナス州の治安情報
ブラジル国内では犯罪発生率が比較的高い地域に分類されています。主要観光エリアは比較的落ち着いていますが、都市部ではスリ・ひったくり・強盗などの軽犯罪が発生しており、基本的な防犯対策の徹底が必要です。また、ジャングルツアーやリバークルーズに参加する場合は、必ず信頼できるツアー会社や公認ガイドを利用してください。
対策
・貴重品は最小限に。多額の現金は持ち歩かない
・アクセサリーや腕時計などは身に付けない
・派手な服装は控える
・外でスマートフォンをいじらない
・夜道や人が少ない通りは避ける
・移動はなるべく配車アプリを利用する
・パスポートはコピーを携帯し、原本は宿泊先へ
・ジャングルツアーなどに参加する場合は、必ず信頼できるツアー会社や公認ガイドを利用する
強盗に遭遇した場合は、決して抵抗せず、相手の要求に従うことが最優先です。相手が武器を持っているケースもあり、抵抗や逃走を試みると危険が高まります。
参考になる公式サイト
サイト名:Amazonastur(Empresa Estadual de Turismo do Amazonas)
